イギリスのエリザベス女王が2022年9月8日にスコットランドのバルモラル城で息を引き取りました。享年96歳。
イギリス王室からエリザベス女王の体調懸念が発表され、バッキンガム宮殿には女王を心配する市民が続々と集まっていた。その時、なんと上空には二重の虹がかかったのです。その後まもなく女王の死去が発表となりました。
これには
「フィリップ殿下が愛する人を待っている」
「女王が渡るための橋🌈」と多くの反響を呼びました。
エリザベス女王は21歳の誕生日に国民へ向けこんな言葉をラジオで語っている。
「私の全人生は、たとえそれが長くても短くても、国民の皆さんと英連邦に捧げることを誓う」と。
70年という長い期間、国民に寄り添い王室を守ってきたエリザベス女王。優しく微笑む姿を見たら誰でも彼女のファンになってしまうのは納得です。
ここからはエリザベス女王と靴のお話。
女王はアネーロ&ダヴィデという完全オーダーメイドのシューズブランドの靴を愛用していました。アネーロ&ダヴィデは女王に毎年2足の靴を献上しており、時々ヒールの交換などのメンテナンスを行なっていたとされています。
公式ホームページ↓↓
訳「アネーロ&ダヴィデは、ダンス、演劇、ブライダル フットウェアのトップブランドであり、専門的な手作りの靴で定評があります。作る人も履く人も誇りに思える靴。オーダーメイドのスーツやシャツのように、オーダーメイドの靴を作ってもらって初めて通常の靴との違いが分かる。
詳細情報をご希望の場合、または実際に予約をご希望の場合はお問い合わせフォームにて記入いただくか、電子メールでお問い合わせください。」
上記の案内文とお店の住所のみのホームページです。すごいですよね。
既製品が当たり前の世の中でこれだけこだわった物作りを続けていける、カッコ良いです。
こちら↓がお店の外観です。
ひっそりと存在するお店、しかし存在感抜群です。一般人の私は、たとえ予約をしていたとしても入るのに躊躇するでしょう。
ここで面白い逸話をご紹介させてください。
日々激務をこなすエリザベス女王。公務はたくさんの人とコミュニケーションを取り、長い間歩くことが多い。そのため靴擦れが原因で公務に支障をきたしてはいけません。
この問題を解決するため、女王が新しい靴を履く前に「フランキー」と呼ばれる役職の方が靴を履き慣らしているんだとか。
この重要な役に任命されているのが、女王のパーソナルデザイナーズであるメアリー・アンジェラ・ケリー氏。
アンジェラさんは「女王は自分の時間がほとんどなく、靴を履き慣らす時間もありません。私たちは靴のサイズが同じなのでこの方法が一番理にかなっています」と語っています。
アンジェラさんは28年に渡り側近として仕えており、女王の親友とも言われています。2022年5月には移動が困難なこともある女王の日常生活をサポートするため、ウィンザー城で同居を開始したと報じられていました。
仲が良いとされる二人は「このジュエリーは、あの服に似合うかしら?」とファッションやメイクについて話し合うこともあるそうです。
素敵な関係ですよね。
最後に女王が残した素敵な言葉を書いて終わりにします。
「Good memories are our second chance at happiness.」
良い思い出とは幸せの2度目のチャンスです。