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祝100記事!超有名デザイナーと遭遇した時の話。

この記事で100記事到達のようです!

ということで、このページはタイトルに書いた「超有名デザイナーと遭遇した話」を書いてみようと思います。

 

百貨店に勤務していた頃の話です。休憩室へ向かっていた時、一人の外国人が壁に飾られた店内マップをじっと見つめていたので、迷子のツーリストを助けるため話しかけました。

振り返った彼の顔を見てびっくり、世界的に超有名なデザイナーだったのです!彼のとびきりラフな格好と「ここで会うんかいっ!」という驚きで思わず笑ってしまいました。それを見て向こうも笑っている。以前から雑誌で見ていたせいか、昔から知っていた気がしました。笑

 

どうしたの(≧∀≦)?(笑いすぎで心配したようです)

私「助けようと思ったんだけど、まさかあなただったとは。驚いちゃった」

サプラ〜イズ!このデパート広いから場所がわからなくて。今僕はどこにいるの?

私「今私たちはここ。そしてきっとあなたはここへ行きたい。真っ直ぐ行って右にある」

完璧!ありがとう!

私「あの、時間があれば1つ質問していい?」

もちろん!何でもどうぞ。(この寛大な感じ良いよね〜たまらん)

私「日が経っちゃったけど、デザイナー就任おめでとうございます。歴史があって誰もが知ってるブランドのデザイナーになるってどんな感じ?」

すごく興奮しているよ。僕がデザイナーに就任してから今まであったブランドイメージがガラッと変わったと思う。形にしたいデザインも沢山思いついているし、新しいものをつくりあげていきたい。まあ・・・実はちょっとは怖いさ。でもこのプレッシャーも楽しみたいな。

私「素晴らしい。実は私◯◯(ブランド名)の販売員なんだけど、あなたのデザインがすごく好みなの!クラシックだけど挑戦的で新しい、見ているだけでワクワクするのよ。これからも応援しています。色々教えてくれてありがとう!」

こちらこそ、ありがとうベイビー。

 

という会話をしたんです。最後のベイビーって罪ですよね。惚れるわっ!

わたしは無事休憩室に到着しましが、すごい人と会話した興奮からか何も食べられず、ただ椅子にぼーっと座るだけでした(°_°)

 

『自分がデザインしたものが一流の職人たちの手によって形になり、全世界にあるショップの店頭に並ぶ。興奮するだろうなー。それがトレンドになって一大ブームを起こす、カッコ良すぎるって。

でも評価されることもあれば酷評だってある。自信を持って発表したものが雑誌やSNSでBAD評価を受けた時って、一般人には想像出来ないほどのストレスを受けるのだろうな。特に海外の雑誌って日本人では考えられないほどボロクソに書いたり揶揄することあるからな。

シーズンアイテムに加えてコラボアイテムやスペシャルアイテム・・・デザインしたアイテムは数えられないほどあるのだろう。今のシーズンが終わったらすぐに来シーズンに取り掛かる。私もファンであることを伝えたけど、期待している人の気持ちを裏切れないプレッシャーもある。

で、歴史があるブランドだから全世界に店舗もあって従業員だってかなりの数を抱えている。常にトップであることを求められながらデザインを考える・・・

一般人には想像できないようなプレッシャーが存在しているのでは(°▽°)?』

 

ここまで深く妄想してしまうと食欲なんて全く湧きませんよ。

本当にすごい仕事です。カッコ良すぎる。

普段芸能人を見かけても全く興奮しない私が初めて緊張した相手でした。

今日出勤で良かった。あのタイミングで休憩室へ向かっていて良かった。今日はなんて素晴らしい1日なのだ!神様、最大級のありがとうっ!と数日は余韻に浸ることができました。

 

余談ですが、コロナウイルスが発生する前はどのブランドも定期的に本国からお偉い様方が視察へ来ていました。語彙力が足らずに悔しいですが、もうね「オーラがすごい」の一言。

みんな顔に自信が溢れていてスッとして綺麗な姿勢にビシっとブランド服着こなす感じ。

この「すごい人集団」にデザイナーも同行するブランドもありましたが、今回のように一人で視察に来ていた方は見かける場面がありませんでした。団体でいらっしゃっていたら話しかけることもできなかったですし、そもそもプライペートの旅行中だった可能性もありますが、優しく対応してくださったことに感謝感激でございます。

 

この出会いによって私の接客スタイルに大きな変化がありました。

今まで行っていたよりももっと深く濃く商品情報を伝えるように努力しました。

アイテムの名前とカラー名の由来はもちろん、デザイナーの思いやどんなことがきっかけでデザインされたかなど、ショップスタッフからでないと聞くことのできないストーリーをお客様にお伝えしました。

 

ブランドやデザイナー と お客様 を繋ぐ架け橋となれる素晴らしい仕事がショップスタッフです。

素敵なお仕事を経験できたことを誇りに思います。

 

日本は海外と比較すると靴に対する意識が低めです。

しかし靴によって未来が変わることもあります。こうした経験をした方を何人も見てきました。靴はもっと重要視されるべきファッションアイテムです。

 

今は育児に家事に忙しい毎日を送っていますが、空いた時間にブログを更新することが世の中と繋がれる唯一の時間で私の息抜きの時間になっています。

あまり更新できませんが、これからも楽しみながら記事を書いていければと思います。