Country:イタリア(1927年)
Official site:https://www.ferragamo.com/shop/jpn/ja
フェラガモと言ったら「靴」
「靴」と言ったらフェラガモ と思い浮かべる方も多いのでしょうか。
歴史も長いブランドですし、今も変わらぬクラフトマンシップによる伝統を継承している点から見るととてもラグジュアリーなブランドです。
創業者のサルヴァトーレは生涯に渡り靴作りを研究し続け、手作りによる完璧にフィットする靴を追い求めていたと言われています。
お客さんの足を見ながら様々な統計を取り、ついには解剖学を学ぶために大学へ通ったことも有名ですね。
そんな彼の努力もあり、お客さんの足に触れるだけで完璧にフィットする理想のフィッティングの靴を作れるまでになったそうです。
フェラガモが作るぴったり合う靴のおかげで、足からくる不調により引き起こされる病気や精神的な病でさえも治すことができました。
まだまだ靴のフィッティングまで進んでいなかった時代に、オシャレでいてなおかつ履きやすい靴の登場は人々の注目の的となりました。
当初からハリウッドスターや世界の上流階級の人々を虜にしたと言われています。
フェラガモが残したスタイルは現在の靴作りに大きな影響を残しています。
ウエッジソール、プラットフォームなど現在当たり前に見かけるデザインですが
、これらはフェラガモが最初にデザインしたものです。
ちなみに今は亡きサルヴァトーレですが、彼の子孫たちがしっかりと伝統を守っています。
独自の経営を続けているのは、フェラガモ・シャネル・エルメスくらいでしょうか。
落ち着いた印象で伝統的なフェラガモは、品が良いイメージを抱く方も多いはず。
また、他のブランドではなかなか見かけない素晴らしい点があります。
それは1つのデザインで靴の幅(ワイズ)が6種類も製造されています。
販売する国によって取り扱いのワイズを変えているそうです。
世界的にみて幅広と言われる日本では、フェラガモが製造するワイズの中で最もゆったりした「Dワイズ」がメインで流通しています。
ヨーロッパなどの足の幅が細い国ではとても幅が狭いワイズの靴の取り扱いとなっており、いつも日本で買うサイズが入らない!というハプニングもあるそうです。
販売国に合った靴を取り扱いするなんてフェラガモくらいではないでしょうか。
その点からもクラフトマンシップ、そして伝統を守る姿勢が感じられますよね。