フェラガモの2022年春夏コレクションから「すんばらしい」パンプスが登場しました!!!
※掲載している画像は公式サイトから引用
こちらの靴です↓↓
7センチヒール ¥95,700(税込)7色展開
※価格と色展開は記事執筆時に調査したものです。(2022.8.16現在)
普通のパンプス・・・だよね?と思った方も多いはず。他のプレーンパンプスと違うポイントを3つご紹介します。
①つま先のゴム部分
消耗が激しい「つま先」部分に予めゴムが貼ってあります。(ラバー先張りと言います)しかもフェラガモのアイコンの一つでもあるガンチーニのロゴつき!
〔豆知識〕ポインテッドトゥのパンプスはラウンドトゥと比較するとつま先部分の消耗が激しいです。歩行時を想像してみてください。かかとから地面に接し、つま先で地面を蹴るようにして前へ進んでいきますよね。この時にかかる力がポインテットトゥですとほぼ一部分にのって来ます。これによって、負荷が分散できるラウンドトゥよりも消耗度合いが激しくなります。
フェラガモは以前からポインテッドトゥにラバーの先張りを施したデザインをいくつも発表していました。見えない部分にも配慮が行き届いており、さすが一流の靴ブランドっ!という感じです。
②かかと部分のオシャレ縫い
世に出回っているパンプスの多くはストレートのステッチです。
しかしフェラガモさんはここでも技術力の高さを見せてきます!なんとカーブを描いたレザーのカット、そして全くブレることのない一発縫い。フェラガモの職人の技術力の高さに圧倒されます。ちなみにこの縫い方によって強度もより高くなります。最高っ!
③すべり革のデザイン
靴の内側の踵と接する部分に貼られたレザーを「すべり革」と言います。割とすぐ汚れる上に、靴を脱いだときによーく視界に入る部分です。
ちなみに私が持っている靴を確認しましたが、ほぼこの作りで構成されていました↓
しかし、こちらのパンプスでは踵上部にあたる部分はスムースレザーに、そして境目には綺麗なステッチがかけられているではありませんか!!!見えない部分にまでこの配慮っ。
着脱時と歩行時、靴を着用している間は常に負担がかかる部分です。縫われずに接着されたデザインでは剥がれてくることもあるでしょう。
ここまで美しく処理されたすべり革であればあえて座敷や和室を選び、靴を脱ぐシーンを演出してしまいそうです。笑
④レザーソールのため修理が可能
ラグジュアリーブランドの靴は大抵が「レザーソール」です。擦り減ってきたら修理も可能なので、こちらの靴も修理を重ねながら長い時間愛用することができるでしょう。
⑤ヒールの内側のビジュー
ヒールの内側、着用時にはほぼ見えない部分に施されたガンチーニのビジュー。すごく上品で「これぞエレガンス」と思わず言葉が出てしまいました。笑
ヒールもスティレットヒールを採用したことで、歩きやすさとデザイン性の両方を叶えた素晴らしい一足です。
最後に
フェラガモには以前LEOという名の7センチヒール、ラウンドトゥのプレーンパンプスが定番品で販売されていました。どの世代の女性からも愛され、特に女医さんや弁護士さんなどからの支持が厚い印象のパンプスでした。LEOが製造終了となってからは、カジュアルなプレーンパンプスが多かったフェラガモ。
何も装飾のついていない、このタイプのパンプスの登場を心待ちにしていた方も多いはずです。カラーバリエーションも豊富なので、木型が合えば色違いで持っておくべき一足ですね。
話は変りますが、、、
フェラガモ大好きなのでよく公式オンラインサイトをチェックするのですが、靴の名前が表記されていたら嬉しいな〜と毎回思います。
ラグジュアリーブランドって靴だけでなく、取り扱いアイテム全てにそれぞれ名前がついています。デザインされたきっかけやストーリーも名前と繋がっていることも多いです。名前を知るとさらに愛着が増すのは私だけじゃないはず!
今イタリアの公式サイトを確認しましたが、本国のサイトが名前の表記をしていないのですね。イタリア本国のEC担当の方、是非ともアイテムの名前を記載してください〜。明記しない理由があるのかしら・・・気になる〜〜〜