フェラガモと言ったら「vara」と満場一致で答えが合うほど、ブランドのアイコンそのものとなっています。
フェラガモの靴と聞くと、真先に思いつくのがリボンが付いたシューズでしょう。
このvaraのおかげで、フェラガモは「上品・女性らしさ」という高貴なブランドイメージを確立させたのではないでしょうか。
varaは1978年に発表されました。
フェラガモの長女、フィアンマが履き心地の良い靴を追い求めた結果、つま先が丸くてかかとが低い靴に辿り着いたと言われています。
日本のバブル時代には高級靴と言えば「フェラガモのvara」ととてつもない大人気となりました。
現在このvaraはハイヒールやバレリーナシューズの展開はもちろん、バッグやバレッタにも採用されるデザインとなっています。
フェラガモというブランドの素晴らしいところは、このvaraを様々なデザインに変化させてコレクションを発表しても定番の一足は今も尚製造し販売しているところではないでしょうか。
現在の流行を考えると少し野暮ったさを感じるデザインではありますが、履いてみるとその素晴らしさは一瞬にして感じることができます。
リボンは可愛いイメージのものですが、フェラガモのvaraリボンとなると全く印象が変わります。
肌なじみの良いメタルプレートと繊細なグログランリボンで作られたリボンは、どの年代の脚も綺麗に見せてくれる魔法のリボンです。